東京・渋谷と大阪・梅田に事務局をもつ、私どもの日本住改善委員会の相談窓口には、連日、住まいの相談が舞い込む。相談者のなかには、「子供部屋をもう一つ」と悩む親が多い。この親たちは、大出費をせずに、空間を高度利用することによってなんとか解決したいというのが本音なのだが、これが平面思考にばかりよっているので、解決策が見つからない。そこで子供を立体的に積み上げてしまうプランが登場するのだ。といっても、何も普段の生活をすべて積み上げるのではなく、休む時だけの話である。
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二段ベッドを部屋の中央にデンと置く。今まで兄弟あるいは姉妹二人で使ってきた、同じ六畳の部屋にである。ただでさえ狭い六畳の部屋に、大きな二段ベッドを部屋の真ん中に置いたのでは、なおさら狭苦しくなりそうだが、実はこれがそうではない。間仕切りは上段、下段と互い違いにパネルで仕切り、部屋を二つに分けてしまうのである。