局所的な利用にとどめるべき

2011.09.30

カタログに熱交換率は七〇パーセントと表示されていても、これはエレメント単体の熱交換率であり、実際に住宅に組み込んだ場合の性能はこのカタログ値の半分程度にとどまっており、実際の回収効率が疑問なものも少なくありません。つまり、全換気量の二分の一が熱交換効率三五パーセント程度で回収されるので、実質の熱回収率は一七パーセント程度です。この程度の熱回収では、余計にかかる電気代も回収できませんし、フィルターやエレメントの交換を気にしながら、それでもホルムアルデヒドや臭いの残る可能性があるこの方式を採用する必要があるかどうかは疑問です。また、一般の住宅に局所型の壁掛け式熱交換換気扇(商品名・ロスナイ換気扇)を設けて換気をはかる場合がありますが、この場合は換気扇の周囲一メートルほどの空気が入れ替わるだけで、家全体の換気には役立ちません。この換気扇の下でタバコを吸うといった局所的な利用にとどめるべきでしょう。

[参考]
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